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Akira Mizuno

(4) X APIを使用するための準備

更新日:9月20日

1.はじめに

 

X APIを使用してツイート情報を取得するためには、Freeプランではなく、Basicプラン以上が必要になります。

今回は、Basicプランの購入、権限設定やX APIにアクセスするためのトークンの取得等、X APIを使用するための準備について記載します。


※記載した内容は2024年6月現在の情報です。変わっている場合がありますので、実際のサイトの内容を確認してください。


2.X API Basicプランの購入

 

X APIでツイートを取得するために必要なBasicプランの購入を行います。

既にBasicプランを利用中の場合にはスキップしてください。

※現在どのプランを利用しているか不明な場合には、「2.5.プランの確認」で確認できます。


2.1.X Developer Potalへのアクセス

以下のX Developer Potalにアクセスして、Xアカウントでログイン後、右上の「開発者ポータル」を選択します。

2.2.Basicプランの選択

「Basic」を選択し、水色枠の金額($100.00USD/month)が問題ないことを確認してから、下部の「Subscribe to Basic」をクリックします。


2.3.使用例の入力と規約等の確認

「Developer agreement & policy」の画面では、それぞれ以下のように入力または確認します。

Describe all of your use cases of Twitter’s data and API:」の欄には、X(Twitter)のデータとAPIのすべての使用例を入力します。英語が苦手の場合には、Google翻訳やChatGptの力を借りるとよいでしょう。


以下の内容をそれぞれ確認して、チェックボックスをクリックします。

※カッコ内はChatGptで日本語訳した文章です。

・「You understand that you may not resell anything you receive via the Twitter APIs(TwitterのAPIを通じて受け取るものを再販売してはならないことを理解しています。)

・「You understand your Developer account may be terminated if you violate the Developer Agreement or any of the Incorporated Developer Terms(TwitterのAPIやデータを使用する際に、開発者契約や組み込まれた開発者用語に違反した場合、開発者アカウントが終了する可能性があることを理解しています。)」 ・「You accept the Terms & Conditions(利用規約を受け入れます。) ※画面下のDeveloper Agreement、Twitter Developer Policyのリンクから確認します。


すべてを入力・チェックした後、画面下の「Submit」をクリックします。


2.4.決済情報の入力

カード情報を入力後、「Add card & Subscribe」をクリックして決済を完了します。


2.5.プランの確認

プランの申し込み完了後、左メニューの「Products」>「X API v2」を選択して、「Your Project has Basic access」となっていることを確認します。

※このページは、以下のURLからでもアクセスできます。



3.アプリの認証設定

 

ツイート情報を取得するための権限等の設定を行います。


3.1.アプリの選択

X Developer Portalでデフォルトで作成されているプロジェクトとアプリを使用します。

(既に他の用途で使用している場合には、「Add App」でアプリを追加してそれを使用してください。)

「Projects & Apps」>「Overview」の画面で、そのアプリの歯車のアイコンをクリックします。


3.2.認証設定の編集

下部にある「User authentication settings」欄の「Set up」をクリックします。

(過去に設定済みの場合には、「Edit」になります。)


3.3.認証の設定

「User authentication settings」画面で、それぞれ以下のように設定します。

(a)App permissions

「Read and write」を選択します。


(b) Type of App

「We App, Automated App or Bot」を選択します。

(c)App info

「Callback URI / Redirect URL」及び「Website URL」はホームページ等のURLを入力します。

すべて設定が終わったら後、下部の「Save」をクリックします。

その後表示される「Changing permissions might affect your App」画面では、「Yes」を選択します。


「Here is your OAuth 2.0 Client ID and Client Secret」画面では、そのまま「Done」をクリックします。

(今回のフロー作成では、表示されているClient ID及びClient Secretは使用しません。)


「Save your OAuth 2.0 Client Secret」画面でも、そのまま「Yes, I saved it」をクリックします。


4.補足

 

▼X APIの使用量の確認

ダッシュボードで、X APIの使用量の上限と現在の値を確認できます。

上限に達しそうな場合には、巡回リストの数やフローのパラメータを調整します。



▼アプリ名の変更

デフォルトで作成されるアプリの名前は、数字やアカウント名が混ざったものになっていると思います。用途が分かりやすい名前に変えるには以下のように行います。

「App details」画面で、「Edit」をクリックします。



「Edit App details」画面で、「App name」欄にアプリの名前を入力して、下部の「Save」をクリックします。

※「Looks like this App name is already taken. Try a different one.」と表示されてエラーとなる場合には、別の名前を入力してください。

※必要に応じて、App icon やDescriptionも設定します。


▼Freeプランへの変更

Basicプランでは、毎月料金が発生します。もしX APIを使用しなくなった場合には、以下からFreeプランに変更してください。


「Products」>「X API v2」の画面で、「Free」を選択して、「Downgrade to free access?」の「Downgrade」をクリックします。


グレー表示でDowngradeできない場合には、理由が書かれていますので、そのメッセージに従います。

・アプリが2つある・・・1つを削除(次節参照)

・アプリのENVIRONMENTがProductionになっている・・・アプリの「Edit app details」画面で「Development」に変更


▼アプリの削除方法

不要なアプリを削除したい場合、どこから行うか分かり難いかもしれません。

アプリ名の変更等を行う「Edit App details」画面の末尾の「Delete App」で削除できます。



5.おわりに

 

以上で、X APIを使用する準備ができました。

次回は、フローの全体図を見ていきます。


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